「新納慎也さんって、クセのある役が多いけど、どんな作品に出ているの?」そう思う方もいるかもしれません。
実は、新納慎也さんは、その独特な演技で多くのドラマに印象的なキャラクターとして出演しています。
この記事では、彼の代表的なクセのある役どころ3選と、その魅力を紹介したいと思います。
• 新納慎也の代表的なクセのある役柄とその魅力
• 新納慎也が演じるキャラクターのリアルさと人間味
• 彼が選ばれる理由や演技力の強み
• ドラマ『人事の人見』での新納慎也の役どころ
• 新納慎也の「クセ強キャラ」に共感できる要素
新納慎也とは何者?独特な演技力で注目される理由

舞台出身の実力派俳優、新納慎也のプロフィール
本名 | 新納 慎也 |
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別名義 | NÎRO |
生年月日 | 1975年4月21日(49歳) |
出生地 | 日本 兵庫県神戸市 |
身長 | 180 cm |
血液型 | A型 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 舞台・テレビドラマ・映画・音楽 |
活動期間 | 1991年 – |
事務所 | ワタナベエンターテインメント |
新納慎也(にいろ しんや)さんは、1975年に兵庫県で生まれ、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた実力派俳優です。
ミュージカルからストレートプレイまで幅広く活躍し、舞台経験を通じて鍛え上げられた表現力と存在感が評価されています。
テレビの世界では、NHK教育テレビ『おかあさんといっしょ』で体操のお兄さん的な役割を務めていたことで、子ども番組での印象も強く、柔らかいイメージを持つ視聴者も多いかもしれません。
しかしその後、NHK大河ドラマ『西郷どん』『鎌倉殿の13人』など歴史ドラマを中心に、重厚な役柄を演じる俳優として認知が広がりました。
舞台とテレビの両方でキャリアを積み重ねてきた新納慎也さんは、まさに“振り幅の広い俳優”として、今なお新たな表情を見せ続けています。
クセのある役どころに抜擢される理由とは?
新納慎也さんの俳優としての強みの一つは、その“クセのある役”を自然に演じ分けられる点にあります。
彼の演技には、どこか人間臭さがにじみ出ており、一見嫌なやつに見える役でも、視聴者が「実際にこんな人いそう」と共感できるリアリティがあります。
たとえば、朝ドラ『ブギウギ』で演じたクセの強い演出家・松永大星役では、派手でうさんくさく見える一方、どこか憎めないキャラクターとして描かれており、SNSでも「嫌なやつだけどクセになる」と話題になりました。
また、大河ドラマで演じた阿野全成では、心の闇や陰謀心を繊細に表現するなど、複雑な役にも深みを持たせる演技力が光ります。
こうした「クセ」と「人間味」を両立させる表現力こそが、新納慎也さんがキャスティングされ続ける理由なのです。
話題作『人事の人見』での新納慎也の役どころとは?

須永圭介役としての立ち位置とキャラクター解説
2025年春ドラマとして注目を集めているフジテレビ系『人事の人見』で、新納慎也さんが演じるのは、人事部のベテラン社員・須永圭介。
須永は、人事部の中でも重要なポジションを担い、主人公・人見健(松田元太)の上司にあたるキャラクターです。
須永は、長年の経験に裏打ちされた冷静な判断力と観察眼を持つ一方で、部下たちには厳しくも的確な指導を行う“仕事のできる男”。
その一方で、時に無愛想で本音を語らない一面もあり、人見との関係性に微妙な緊張感が漂います。
新納さんは、この「表向きは有能でクールだが、内面には複雑な思いを抱える」須永という人物をリアルに演じており、視聴者の共感と興味を惹きつけています。
面倒なことを部下のウジンに任せて逃げていました。
カラオケ大会では、司会を務めるなど、まさに「職場にいそうで、でもちょっとクセがある」絶妙なキャラ造形が光っています。
共演者やキャストとの関係性も見どころ
『人事の人見』では、松田元太さん演じる新人社員・人見健を中心に、桜井日奈子さん、松本まりかさんなど豪華キャストが人事部チームを構成しています。
その中で新納慎也さんは、若手メンバーを引き立てながらも、作品の重厚感を支えるキーパーソンとして存在感を放っています。
特に、人見とのやりとりでは、「新人 vs ベテラン」という構図の中に、時にはぶつかり合い、時には支え合う人間ドラマが展開され、見応えのあるシーンが多数登場します。
また、共演者とのテンポの良い掛け合いや、思わず笑ってしまうような“クセ強セリフ”も健在で、新納慎也さんならではの演技が光るポイントの一つとなっています。
ベテラン俳優としての包容力と、キャラクターへの細かなアプローチが、作品全体の厚みを生み出しているのです。
新納慎也が演じたクセのある役どころ3選とその魅力

①『鎌倉殿の13人』阿野全成役
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で新納慎也さんが演じたのは、源頼朝の異母弟・阿野全成(あのぜんじょう)。
このキャラクターは、仏門に身を置く僧侶でありながら、権力への野心を抱えるという二面性を持つ人物でした。
全成は普段は気弱で控えめな印象を持ちつつも、儀式の読経で突如として“風を起こす”ような怪しげな雰囲気を醸し出すなど、不思議な存在感で視聴者を惹きつけました。
新納さんは、この役の複雑さとミステリアスな魅力を見事に表現し、SNSなどでも「クセが強いけどクセになる」と話題に。
歴史上の人物でありながらも、あくまで“人間らしさ”を感じさせる演技が高く評価されました。
②『ブギウギ』股野義郎役
2023年放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では、戦後の混乱期に登場する演出家・股野義郎(またの よしろう)を演じました。
彼は、アメリカ帰りを自称し、英語交じりの言葉づかいと過剰なジェスチャーが特徴の、いわゆる“クセ強キャラ”。
「大阪のどろソースより濃い」というネットの声が話題になるほど、その濃厚なキャラ設定は視聴者の記憶に強烈な印象を残しました。
新納さん自身も「台本を読んだ時はどう演じるか悩んだ」と語るほどの強烈なキャラクターでしたが、結果的にはそのリアルさと絶妙なテンションで、「うさんくさいけど憎めない」人物像を確立。
クセの強さと愛嬌が同居する演技で、多くの視聴者を虜にしました。
③『人事の人見』須永圭介役
2025年スタートのドラマ『人事の人見』では、主人公の上司・須永圭介役として登場。
人事部という組織の中で、“仕事はできるけどちょっとクセが強い”ベテラン社員という、どこか現代の職場に実在しそうな人物を演じています。
厳しさの中にある優しさや、時折見せる意味深な発言など、新納さんが持つ独特の存在感が光るキャラクターで、「実際に職場にいたら距離感に悩みそう…でも頼れる」と視聴者からもリアルな声が集まっています。
こうした“現実味のあるクセキャラ”をリアルに演じられるのは、新納慎也さんならではの技術と経験があってこそ。
クセの奥にある人間らしさを丁寧に描ける俳優として、今後の展開にも期待が高まります。
なぜ新納慎也はクセのあるキャラが多いのか?

演技力と存在感が脚本家・演出家から支持されている
新納慎也さんが“クセのあるキャラ”に数多く抜擢される背景には、彼の高い演技力と圧倒的な存在感が大きく影響しています。
舞台で培われた豊かな表現力と、映像作品でも埋もれない存在感は、脚本家や演出家からの信頼も厚く、作品に「スパイスを加える役」としての需要が非常に高いのです。
彼の演技は決してわざとらしくなく、あくまで「リアルの中にあるクセ」として自然に存在します。
だからこそ、視聴者はどこかで“見たことある”ようなキャラクターに親しみを覚えるのです。
役に深みを与える“クセ”のさじ加減が絶妙
新納さんのすごさは、「ただの変わり者」では終わらせない点にあります。
キャラクターの“クセ”を際立たせながらも、その背景にある過去や人間性を想像させるような演技をするため、視聴者はつい目が離せなくなります。
たとえば、『ブギウギ』の股野義郎では、派手な言動の裏に「彼なりの信念」があることを感じさせ、『鎌倉殿の13人』の阿野全成では、不安定さの中にある野望をにじませる。
こうした絶妙な“さじ加減”が、キャラクターに深みとリアリティを与えているのです。
「嫌なやつ」だけじゃない、人間味あるキャラへの共感も
クセのあるキャラというと、「嫌なやつ」や「変わり者」を連想しがちですが、新納慎也さんが演じるキャラクターは、決して一面的ではありません。
彼の演じる人物には、どこか人間味があり、視聴者が共感できる“弱さ”や“優しさ”が散りばめられています。
「憎めない」人物像を描き出す技量に注目
視聴者から「なんかイラっとするけど、最後まで気になる」「嫌な人だけど、なんか許せる」と言われるキャラクターを演じられるのは、まさに新納さんならでは。
クセがあることでむしろ“憎めない”存在となり、物語に厚みを持たせているのです。
これからも彼がどんな“クセ強キャラ”を生み出してくれるのか、そのたびに私たちはまた一人、記憶に残る登場人物と出会うことになるでしょう。
まとめ|新納慎也のクセキャラにハマる3つの理由
リアリティある演技が視聴者の記憶に残る
新納慎也さんの演技の最大の魅力は、何と言ってもそのリアリティにあります。
どんなにクセの強いキャラクターであっても、どこか現実味を感じさせるため、視聴者は「あれ?もしかして実際にこんな人がいるかも?」と思わされる瞬間が多々あります。
彼のキャラクターは、どんなに変わり者に見えても、どこか人間らしい部分を持っていて、そういった点が視聴後も心に残りやすいのです。
彼が演じる「クセキャラ」たちは、単なる突飛なキャラクターではなく、リアルで共感できる魅力を持っています。
ドラマごとに異なるキャラで飽きさせない
新納慎也さんが出演するドラマでは、どのキャラクターもまったく異なる個性を持っており、それが視聴者を飽きさせません。
『鎌倉殿の13人』のような歴史ドラマでは陰謀や野心を感じさせるキャラクターを演じ、一方で『ブギウギ』のような作品では、過剰な演出とテンションで視聴者を引き込むキャラクターを演じるなど、同じ俳優が全く異なる役を見せてくれる楽しさがあります。
新納さんはどの役にも真摯に向き合い、まったく新しいキャラクターを作り出しているため、視聴者は毎回新しい驚きと発見を楽しむことができるのです。
視聴後に“あの役って新納慎也だったのか”と驚かされる
新納慎也さんの演技には、視聴者が後から「実はあの役って新納慎也だったのか!」と驚かされる要素が多いです。
彼は役作りにおいて、極力そのキャラクターを“素”で演じることを意識しているため、視聴者が彼だと気づくことが難しく、キャラクターそのものに引き込まれます。
例えば、『ブギウギ』の股野義郎役などは、そのクセの強さに目を奪われますが、後で新納慎也が演じていたことに気づくと、さらにその演技力に感心させられることでしょう。
このように、演技を通して一度そのキャラクターを完全に理解させ、後で俳優名を知ることでさらにその深さを感じさせる。これこそが新納慎也さんの大きな魅力のひとつです。
新納慎也さんが演じる“クセキャラ”は、ただの個性や奇抜さだけでなく、彼の演技力によって深みを増し、視聴者に強い印象を残します。
これからも彼が生み出すキャラクターに、ますます注目が集まることでしょう。
• 新納慎也の演技力が生むリアルなキャラクター像
• クセのあるキャラクターに隠された深みと人間味
• 役によって異なる個性を魅力的に演じる新納慎也
• 視聴後に新納慎也だと気づく驚きと楽しさ
• 彼の演技が視聴者に与える強い印象
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